当院について

病院長あいさつ

病院長 安藤 暢敏

 国際親善総合病院が関内からここ泉区西が岡の地に居を移して、今年で25年になります。泉区唯一の総合病院として地域の皆様に育まれ、四半世紀の節目を迎えることができました。ありがとうございます。この地での歴史は浅いものの、病院ルーツをたどれば幕末1863年(文久3年)に山下町の外人居留地に開設されたYokohama Public Hospitalになります。長い歴史のなかで場所と名称は変わりましたが、地域医療に尽くすという精神は受け継がれて参りました。

 これまで急性期医療に軸足をおいて地域医療に貢献して参りましたが、この地域をとりまく状況をみると少子高齢化が顕著です。泉区の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は24%で、首都圏にありながら全国レベルの高齢化傾向を示しています。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる10年後の2025年には、この地域の後期高齢者も倍増すると予測され、まさに超高齢化社会の到来が現実のものとなります。そこで求められる医療は、病を治す急性期医療のみならず、多くの基礎疾患を抱え病気がちな後期高齢者の患者さんでも、段階的に在宅に戻ることができ地域での生活を続けられるような生活支援型医療との両立です。

 このような人口構成の流れの中で、当地での四半世紀を振り返り近未来を考えるときに、今一度想うことは地域医療の原点回帰です。それは「良質で、親切で、信頼される医療の提供」で、これすなわち国際親善総合病院の基本理念です。私たち病院職員は、この基本理念を記したカードをネームタッグに入れ、胸につけて心がけています。国際親善総合病院は現在、隣接地に4階建ての新館棟を建設中で、本年8月には竣工します。引き続き本館棟の改装工事を病棟ごとに3年計画で開始いたします。新館棟には緩和病棟を開棟し、がん診断時より始まり緩和医療にいたるシームレスな、患者さんに寄り添うがん医療を実践します。さらに高齢患者さんの在宅復帰をサポートする生活支援型医療提供の場として、地域包括ケア病棟の設置も予定しています。また在宅療養後方支援病院として地域の在宅医の先生方と連絡を密にとりながら、在宅療養を支援します。

 地域の中核病院として地域住民の方々のご負託にお応えできるよう、総合病院としてさらに進化を続けます。今後ともこれまで同様のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

病院長 安藤 暢敏