平成28年度 国際親善総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 5 91 141 199 474 596 1229 2169 1715 361
平成28年4月1日~平成29年3月31日までに一般病棟から退院した患者数です。
当院は70歳以上の患者さま割合が61%と、全体の6割以上が高齢者となります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎 43 8.28 11.06 0.00 75.12
060210xx9910xx ヘルニアの記載ない腸閉塞 41 11.90 13.77 2.44 66.78
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 40 6.93 7.61 0.00 57.8
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 38 6.13 6.82 0.00 63.18
060150xx00xx0x 虫垂炎 34 8.53 6.91 0.00 46.38
一般・消化器外科として、消化器悪性疾患・良性疾患、乳腺疾患、血管疾患、肛門疾患、腹部救急疾患などの診療を行っています。
胆のう疾患やヘルニアが多くを占め、術後の早期回復・疼痛軽減・手術創の縮小などを目的に、低侵襲手術である腹腔鏡下手術を積極的に取り入れています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 49 33.45 27.63 59.18 80.82
070343xx99x20x 脊柱管狭窄症(脊椎症を含む)腰部骨盤、不安定椎、手術なし 42 4.71 6.92 0.00 75,14
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 35 29.14 26.26 0.00 76.29
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄症(脊椎症を含む)腰部骨盤、不安定椎、手術あり 30 19.13 17.99 3.33 69.77
070085xx97xxxx 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外) 29 10.93 14.38 0.00 62.34
手足の怪我、首・腰・四肢の痛み、痺れ、骨粗鬆症など幅広い範囲を担当し、患者さんのQOL(生活の質)向上に努めています。
腰・膝等の慢性疼痛や、骨粗鬆症に伴う股関節骨折等、高齢化に伴い増加する疾患が多い。
各分野の専門医を擁し、質の高い医療を提供できるように研鑽を積んでいます。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040xx99x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)JCS10未満 30 25.77 19.35 53.33 69.50
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷、手術あり 26 10.88 9.87 3.85 76.73
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 20 17.25 11.83 10.00 80.15
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷、手術なし 16 3.88 7.52 0.00 65.31
010040x199x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)JCS10以上 9 28.89 22.05 55.56 72.22
救急医療・専門分野の2部門を中心に専門医が診療を行っています。
くも膜下出血・脳出血・急性期脳梗塞などの脳卒中、頭頸部外傷が多いです。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx01x00x 気胸・手術あり 21 8.86 10.09 4.76 29.86
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍・手術あり 14 7.86 12.73 0.00 69.93
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍・手術なし・抗がん剤あり 14 2.14 12.35 0.00 72.00
040200xx99x00x 気胸・手術なし 11 9.09 9.14 0.00 59.00
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍・手術なし・抗がん剤あり 9 2.00 19.24 0.00 74.67
原発性肺がん、気胸、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍などに対して外科的治療を行っています。
腹腔鏡手術により術後早期離床・早期退院に努めています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 41 1.02 2.43 0.00 2.43
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍、子宮全摘術等 31 8.81 10.05 0.00 44.00
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍、卵巣部分切除術(膣式を含む)腹腔鏡によるもの 25 4.88 6.42 0.00 46,56
120090xx97xxxx 生殖器脱出症、手術あり 10 8.00 9.44 0.00 9.44
120100xx01xx0x 子宮内膜症、子宮全摘等 9 6.44 7.92 0.00 39.00
婦人科良性腫瘍、骨盤臓器脱(膀胱脱、子宮脱)を中心に診療しています。
腹腔鏡手術、膣式手術を率先しておこない、術後疼痛の軽減や入院期間短縮に努めています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020240xx97xxx0 硝子体疾患、手術あり 16 3.50 7.01 0.00 75.00
020200xx9702xx 黄斑、後極変性、手術あり、手術・処置2あり 11 2.00 3.70 0.00 70.73
020200xx9710xx 黄斑、後極変性、手術あり、手術・処置1あり 5 8.60 7.72 0.00 63.20
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患、手術あり、片眼 4 3.00 2.91 0.00 79.00
020200xx9704xx 黄斑、後極変性、手術あり、手術・処置2あり 1 6.00 5.85 0.00 56.00
白内障、網膜硝子体疾患、角結膜疾患、緑内障など広く眼科疾患全般における正確な診断とより良い治療を目指し診療を行っています。
眼科で最も多い症例は白内障手術で、年間約700件の実績があります(当該指標では除外されるため表示しておりません)。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxxxxx 突発性難聴 37 7.73 9.37 2.70 64.89
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 36 5.89 7.47 0.00 58.03
030400xx99xxxx 前庭機能障害、手術なし 23 5.96 5.24 0.00 62.43
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎、手術なし 22 5.95 5.50 0.00 38.05
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 10 9.70 8.12 0.00 25.20
地域中核病院として突発性難聴や顔面神経麻痺などに対するステロイド治療や、急性扁桃炎や急性喉頭蓋炎などに対する入院治療を行っております。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(発症3日以内、かつ、JCS10未満) 64 21.58 16.54 18.75 74.19
010060x2990411 脳梗塞(発症3日以内、かつ、JCS10未満) 24 18.33 18.76 8.33 76.38
010230xx99x00x てんかん 12 15.17 7.12 0.00 65.67
010060x3990411 脳梗塞(発症3日以内、かつ、JCS10以上) 11 28.18 25.36 18.18 83.36
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 11 8.27 6.38 0.00 76.45
脳神経外科と連携し、脳血管障害急性期対応を行っています。
また、パーキンソン病やてんかんコントロール等、神経内科専門の医療機関として地域医療に貢献しています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11070xx0200xx 膀胱腫瘍、膀胱悪性腫瘍術、経尿道的 56 7.91 7.44 0.00 74.39
110200xx04xxxx 前立腺肥大症等、経尿道的レーザー前立腺切除術 54 7.07 7.78 0.00 71.78
11012xxx020x0x 上部尿路疾患、経尿道的尿路結石除去術等 51 4.92 5.83 0.00 60.86
110070xx02020x 膀胱腫瘍、膀胱悪性腫瘍術、経尿道的、手術・処置2あり 45 6.69 7.85 0.00 69.80
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患、その他の手術あり 45 6.09 7.08 4.44 65.93
尿路結石や前立腺肥大症、尿失禁などの良性疾患、前立腺癌や膀胱癌、腎癌などの尿器悪性疾患など、泌尿器科疾患全般を扱っています。入院診療は、科内の医師全員が話し合いをしながら診療を進めるチーム医療を行っています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患、手術なし 20 10.15 13.85 0.00 80.20
040040xx9910xx 肺の悪性疾患、手術なし、手術・処置1あり 18 6.50 3.68 0.00 71.89
040040xx99000x 肺の悪性疾患、手術なし 16 22.94 14.38 0.00 76.38
040100xxxxx00x 喘息 16 6.38 6.42 0.00 59.19
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 16 9.56 19.92 0.00 76.06
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎等の急性増悪、呼吸器感染症、悪性疾患など幅広く診療を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患、手術なし、手術・処置1 1あり 173 2.67 3.06 4.05 69.75
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患、手術なし、手術・処置1 2あり 130 2.88 3.22 0.00 70.53
050130xx99000x 心不全、手術なし 115 18.86 17.95 2.61 78.81
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患、経皮的冠動脈形成術等 91 5.62 4.71 0.00 69.84
050210xx97000x 徐脈性不整脈、手術あり、手術・処置1なし、1,3あり 39 7.92 11.38 2.56 78.59
心臓と大血管、高血圧など循環器全般と、循環器疾患に密接な関係のある腎疾患、肺疾患、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の一部を担当しています。
心臓病急性期治療に力を入れており、カテーテル治療を率先する事で入院日数の短縮にも繋がっています。
腎臓・高血圧内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎、手術なし 48 24.46 21.25 22.92 81.79
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全、手術なし、手術・処置1なし 40 17.6 12.84 7.5 73.55
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全、動脈形成術、吻合術、その他の動脈等、手術・処置2なし 17 11.41 8.87 5.88 78.18
050130xx99000x 心不全、手術なし、手術・処置1なし 16 24.19 17.95 12.5 82.38
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症、手術なし 16 10.44 12.43 0.00 79.56
内科的腎臓病(慢性腎炎、ネフローゼ症候群)と、急性腎不全、慢性腎不全などを多く診療しています。
血液透析をはじめCAPD(腹膜透析)や、透析準備のための手術入院も行っています。
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)(末梢循環不全なし)手術なし、手術・処置2 1あり、85歳未満 31 16.06 14.61 3.23 67.19
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)(末梢循環不全なし)手術なし、手術・処置2 1あり、定義副傷病あり、85歳未満 11 11.64 16.31 0.00 73.36
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)(末梢循環不全なし)手術なし、手術・処置2 1あり、85歳未満 10 19.4 14.91 10.00 61.40
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡、手術・処置2なし 8 12.25 13.78 0.00 66.75
100060xx99x100 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く)(末梢循環不全なし)手術なし、手術・処置2 1あり、85歳未満 6 7.33 13.46 0.00 55.83
糖尿病に対し、5~10日前後の教育入院を積極的に行っています。
糖尿病を有し、感染症や合併症などで入院が必要な場合も対応しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患、手術なし 43 6.09 7.89 0.00 65.26
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎、限局性腹腔膿瘍手術等、手術・処置2なし 30 8.03 11.06 0.00 73.43
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、多腸の炎症(その他良性疾患)、手術なし 26 4.88 7.44 0.00 67.08
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 22 8.68 5.50 0.00 53.95
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 21 8.00 9.19 0.00 68.62
消化管の病気(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸の潰瘍、腫瘍、炎症、静脈瘤、胆石、胆嚢腫瘍など)、肝臓の病気(慢性肝炎、急性肝炎、肝腫瘍など)を中心に診断・治療を行っています。
内視鏡検査においては、上部消化管約4,000例/年、下部消化管約2,000例/年を行っています。
※最多入院疾患は、内視鏡手術の大腸ポリープ切除ですが、当該指標では除外されています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 17 1 1 23 59 13 1 6,7
大腸癌 14 45 31 29 50 4 2
乳癌 1 2 1 1 3 1 1 6,7
肺癌 10 9 26 36 6 7 1 6,7
肝癌 0 1 3 0 11 26 2
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌について、初発患者はUICCのTNM分類または癌取扱い規約から各々stage分類毎の退院患者数を示しています。
再発患者は、再発部位でなく原発癌部位別で示しています。
表中のstageは、癌の進行度を意味するものでstageⅣが最も進行していることになります。
当院は5大癌すべてに対応可能で、治療法には内視鏡的治療、手術(開腹・腹腔鏡下)、動脈塞栓術、化学療法等があり、病態に応じて選択されます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 24 6.13 49.21
中等症 74 11.43 77.54
重症 17 15.94 80.24
超重症 28 19.89 83.36
不明 0 0.00 0.00
成人の市中肺炎において、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を表示しています。
この指標では細菌による肺炎を集計しており、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎、気管支炎などは集計対象外です。
重症度が上がるごとに平均在院日数が長くなり、また、平均年齢も高くなっています。
※市中肺炎とは、普段の社会生活の中で掛かる肺炎のこと。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 12 7.75 76.83 0.00
その他 1 1.00 73.0 0.00
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I63$ 脳梗塞 3日以内 152 28.39 77.01 17.68
その他 12 37.08 69.67 1.83
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 2 186.00 58.50 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 1 16.00 95.00 0.00
その他 1 3.00 67.00 0.00
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
脳梗塞の病型別症例を、発症から3日以内とその他に分け患者数等をそれぞれ表示しています。
当院は脳梗塞発症3日以内に治療開始する急性期疾患が、脳梗塞疾患全体の89.9%を占めています。
脳卒中、頭頸部外傷に関して24時間365日対応しており、手術は来院1時間以内に行えるような体制をとっております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 88 1.61 2.76 0.00 73.26
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 88 2.10 4.34 0.00 61.27
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 72 1.07 2.11 0.00 63.43
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 42 6.21 18.29 0.00 73.48
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 35 3.74 7.17 0.00 77.8
診療科別に手術件数の多い順に上位5術式をあげ、患者数、平均術前日数、平均術後日数、転院率、平均年齢を表示。

ヘルニア手術(鼠径ヘルニア)は、お腹の中にある腹膜や腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気に対する手術です。
病態により開腹・腹腔鏡下を選択しています。
腹腔鏡下胆嚢摘出術は、お腹に1㎝程の穴を開け、腹腔鏡という細長いカメラを用いてお腹の中をテレビモニターで見ながら、鉗子という細長い器具を用いて胆嚢を取り出す手術です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0462 骨折観血的手術(下腿) 47 1.96 7.68 4.26 60.26
K0821 人工関節置換術(膝) 45 1.71 26.09 0.00 76.71
K0461 骨折観血的手術(上腕) 44 3.75 20.36 38.64 72.91
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 43 3.28 18.49 4.65 70.23
K0811 人工骨頭挿入術(股) 25 4.76 28.4 64.00 81.16
骨折観血的手術(下腿)は、高齢者に多くみられる大腿骨頸部骨折に対し行われる術で、骨折の部位・程度により手術方法を選択します。
人工関節置換術(膝)は、変形関節症や関節リウマチ等により変形した関節を、金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工関節に入れ替えることで痛みがなくなり、歩行能力が改善されます。
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術は、おもに脊椎の除圧を行う手術です。神経を圧迫している部分を切除したり、プレート等を使用して脊椎の安定性を高めています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 41 1.63 18.85 12.2 79.46
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 13 2.23 45.08 46.15 66.62
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 7 12.00 57.86 28.57 59.43
K145 穿頭脳室ドレナージ術 6 0.00 22.17 33.33 74.17
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下) 5 0.80 40.40 40.00 75.20
慢性硬膜下血腫洗浄・除去術は、小さな穴を頭蓋骨にあけて、そこから血腫を洗い流す方法です。
脳動脈瘤頸部クリッピングは、主にくも膜下出血、脳動脈瘤に対して行われる術で、頭蓋骨の一部を開けて脳を直接見ながら顕微鏡下に瘤を確認し、直視下で脳動脈瘤に専用クリップを掛ける方法です。
頭蓋内腫瘍摘出術は、開頭して脳腫瘍の摘出を行います。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 22 3.86 4.41 4.55 29.36
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 5 1.00 5.20 0.00 71.00
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 5 1.60 5.60 0.00 68.20
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 5 1.00 7.80 0.00 70.20
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 1 1.00 4.00 0.00 52.00
胸腔鏡下肺切除術は自然気胸、肺腫瘍などに対して行われる術で、胸に小さな傷をつけて、そこから細長いカメラスコープを体に挿入し、モニター画面を見ながら肺の切除を行います。
胸腔鏡下肺悪性腫瘍術は、肺癌等の悪性腫瘍に対して行われる術で、方法は前途同様です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 40 0.03 0.00 0.00 34.70
K877 子宮全摘術 35 1.00 6.51 0.00 45.86
K8882 子宮付属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 29 0.97 2.79 0.00 45.52
K867 子宮頸部(膣部)切除術 17 0.71 1.00 0.00 40.18
K873 子宮鏡下子宮筋腫摘出術 10 0.90 1.00 0.00 42.80
子宮付属器腫瘍摘出術(腹腔鏡)は、主に卵巣嚢腫、卵巣腫瘍に対して行われる術です。
流産手術は、妊娠11週までの稽留流産に対し1泊2日で行っています。
子宮全摘術は、主に子宮筋腫に対して行われ、開腹と膣から手術器具を入れて行う膣式があります。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他) 684 1.00 1.00 0.00 76.03
K279 硝子体切除術 13 1.00 1.23 0.00 77.62
K2762 網膜光凝固術(その他特殊) 11 0.00 1.00 0.00 70.73
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織も含む) 11 1.00 4.73 0.00 64.73
- - - - - - -
白内障手術が最も多く、局所麻酔で3日間ほどの入院となります。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 25 1.16 3.68 0.00 54.56
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 17 1.00 7.35 0.00 33.53
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 10 1.30 3.70 0.00 64.10
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟膏手術) 5 1.20 4.40 0.00 54.40
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) 4 1.00 4.25 0.00 72.50
慢性副鼻腔炎手術が最も多いです。薬物治療やネブライザー治療など、保存的治療を行っても改善しない場合に行います。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 105 1.35 4.84 0.00 72.67
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 60 0.38 3.18 1.67 67.65
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 53 1.26 4.81 0.00 71.79
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 52 1.38 3.04 0.00 61.19
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 22 0.18 1.05 4.55 61.09
膀胱腫瘍を経尿道的に切除する術式が最も多いです。
この手術はほぼ100%クリニカルパスが使用されており、ほとんどの患者さまが7日以内に退院されています。
また、レーザー治療にも力を入れており、主に前立腺肥大、尿管結石に対し行われています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 84 1.86 4.79 0.00 70.96
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 31 0.03 18.29 6.45 68.52
K597-2 ペースメーカー交換術 22 0.00 1.27 0.00 79.18
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 18 0.11 10.72 0.00 66.33
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 18 4.28 10.83 11.11 80.00
急性心筋梗塞・不安定狭心症以外に対する経皮的冠動脈ステント留置術が最も多く、次点も急性心筋梗塞に対する同術式となります。
急性心筋梗塞に対するステント留置術の平均術前日数が、心臓病急性期治療に力を入れている現状を反映しています。
腎臓・高血圧内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 47 6.26 13.79 2.13 74.19
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 8 6.88 12.75 0.00 62.25
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 4 5.50 15.75 25.00 77.75
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 3 11.00 7.67 0.00 72.00
K6312 腹壁瘻手術(腹腔に通ずる) 2 1.00 8.00 0.00 71.00
内シャント造設術が最も多く、腎臓の機能が低下して、血液透析が必要になった時に行う手術です。
また、CAPD(腹膜透析)の準備で連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術も行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2㎝未満) 45 1.11 1.49 0.00 66.13
K654 内視鏡的消化管止血術 23 0.30 9.74 8.70 73.57
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 23 1.26 7.39 4.35 76.91
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(直径2㎝以上) 19 0.16 2.21 0.00 68.68
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 14 1.57 8.21 0.00 75.43
大腸腫瘍(ポリープ、早期がん)に対する内視鏡的ポリープ切除術が最も多いです。
入院で行う大きな病変の中では内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が対象となることもあります。
内視鏡的胆道ステント留置術は、胆管炎・胆嚢炎・閉塞性黄疸などに対し行われています。
腹痛、発熱、黄疸などの症状で救急来院された場合も速やかに対応しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.03
異なる 2 0.03
180010 敗血症 同一 19 0.27
異なる 9 0.13
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 1 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 62 0.89
異なる 8 0.11
播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、入院の契機となった病名との同一性の有無を区別して患者数と発症率を表示しています。
手術・処置等の合併症については、入院契機の病名と同一症例が多いことから、退院後の発症が大半を占めていることが分かります。
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