栄養サポートだより

国際親善総合病院の栄養サポートチームです。入院患者さんの栄養サポート目的に、多職種(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士)でカンファレンス・回診を毎週木曜日に行っています。

2017年11月17日 掲載

言語聴覚士と栄養サポート

リハビリテーション科には言語聴覚士という職種があります。その名前から言葉のリハビリテーションを行うことは容易に想像できると思いますが、実はそれだけでは無く食べ物を飲み込むための機能( えん 機能 )が低下している方のお食事の手助けなどもさせていただいております。

具体的なサポート内容としては嚥下機能評価、嚥下訓練、食事形態調整の3点で、簡単に説明いたしますと以下の通りになります。

嚥下機能評価

患者様の飲み込みの機能を評価します。飲み込めない原因は人によりさまざまですので慎重に探していきます。

嚥下訓練

飲み込みの機能が改善出来るようにリハビリテーションを行います。リハビリテーションには食べ物を使用しないで行うものと、食べ物を使用して行うものの大きく分けて2つの内容があります。

食事形態調整

患者様の飲み込みの状態に合わせ、きざみ食、ブレンダー食、水分にトロミを付けるなどの食事内容を提案させていただきます。

言語聴覚士はこのような形でより安全に患者様に食べ物からの栄養を摂取していただくことを目的にサポート活動を行っております。

文責:リハビリテーション科 三上輝明