病院長あいさつ

病院長あいさつ

病院長 安藤 暢敏

 国際親善総合病院が1990年に関内からここ西が岡に居を移し、泉区唯一の総合病院として地域の皆様、医師会の先生がたに育まれ30年近くが経ちました。この地での歴史は比較的短いものの、病院ルーツをたどれば幕末1863年(文久3年)に山下町の外人居留地に開設されたYokohama Public Hospitalにたどり着きます。長い歴史のなかで場所と名称は変わりましたが、地域医療に尽くす精神は受け継がれて参りました。「良質で、親切で、信頼される医療の提供」を病院の基本理念として、救急医療や地域完結型のがん医療など急性期医療を中心に、地域住民の方々のご負託にお応えしております。

 3年をかけて進めて参りました病院再整備事業のなかで、2015年に竣工した新館棟には緩和病棟を開棟し、がん診断時より緩和医療にいたるまでのシームレスな、患者さんに寄り添うがん医療を実践しています。本館棟の改修工事は、全ての病棟、外来部門、内視鏡など検査部門の改修整備が2017年末で完了し、現在は最新鋭MRI導入など放射線部門の再整備を進めております。

 かつては年間1,000件以上の分娩を扱い産科医療が充実した当院でしたが、産科医、小児科医不足などの諸事情により2014年に分娩を休止せざるを得なくなりました。その後多くの分娩再開のご要望もいただき、病院をあげて再開の態勢を整え2017年4月に再開第一号の赤ちゃんが無事誕生しました。産科を閉鎖する医療機関が相次ぐ中、当院では少子化に流されることなく地域の活性化の一助になればと継続して参ります。

 国際親善総合病院の運営母体である社会福祉法人 親善福祉協会は、当院のみならず介護施設として介護老人保健施設、特別養護老人ホーム2施設、ケアプラザ、在宅サービスとして訪問看護ステーションを擁しています。泉区の全人口に占める65歳以上の高齢者の割合は26.7%と横浜市18区の中で5番目に高く、首都圏にありながら全国平均に近い高齢化傾向を示しています。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年にはこの地域の後期高齢者も倍増すると予測され、まさに超高齢化社会の到来が現実のものとなります。このような情勢下で地域包括ケア病棟を2017年に導入し、これまで担ってきた急性期医療のみならず法人内の施設との交流をより活用し、リハビリテーションなど回復期医療を介した在宅医療を積極的に目指しています。

 当院の最寄り駅である弥生台駅の駅前再開発プロジェクトの一環として、サテライトクリニックとして内科、整形外科、小児科、眼科、泌尿器科、皮膚科、リハビリテーション科を擁する“しんぜんクリニック”を2017年11月に駅直近の区画にオープンしました。病児保育も併設いたします。今後とも病院・クリニック共々これまで同様のご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

病院長 安藤 暢敏